球団史に残る安打記録。節目は本拠地甲子園で…去就注目の鳥谷敬が阪神でうち立てた偉業
今オフ、鳥谷敬内野手が16年間にわたって支えてきた阪神タイガースを退団した。2020年も現役を続行する意思を表明しており、その去就が注目されている。全5回にわたって、阪神時代に成し遂げた偉業を紹介する。第3回は、球団最多安打記録だ。
2020/01/20
Getty Images
2000安打と藤田平氏超えの球団記録
2017年9月8日の横浜DeNAベイスターズ戦で、阪神の生え抜き選手としては藤田平氏以来2人目の2000安打を達成。名球会入りを果たした。
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鳥谷は、ルーキーイヤーの2004年、開幕戦(対巨人・東京ドーム)に「7番・遊撃」でスタメン出場を果たすと、8回に左前に運び、プロ初安打をマーク。この一本から安打を積み重ねていった。
そしてプロ14年目の2017年、本拠地甲子園で見事2000安打目を記録。2018年10月4日には再び甲子園で、藤田平氏の持つ球団記録を塗り替える2065安打目をマークした。
2019シーズンを終え、積み上げた安打数は2085本。現時点でNPB歴代36位の数字となっている。遊撃手で言えば、石井琢朗氏、宮本慎也氏、松井稼頭央氏らレジェンドの名前が並ぶ。鳥谷もその一角として、球史に名を刻んでいる。
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