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元中日のキューバ人投手バルデス、ドミニカ代表として五輪予選参戦へ

2020/02/03

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高橋康光



2015年~17年中日でプレー。NPB通算17勝

 かつて中日ドラゴンズでもプレーしたキューバ出身左腕ラウル・バルデス投手は、東京五輪出場を目指すドミニカ共和国代表チームでのプレーに意欲を見せている。2日(日本時間同2日)、米国のスペイン語圏向けメディア『ESPNデポルテス』が報じている。
 
 バルデスは、現在ドミニカのウインターリーグ王者トロス・デル・エステの一員として、プエルトリコで開催中のカリビアンシリーズに参加中だ。五輪についてバルデスは「代表入りのオファーは受けたし、そこに加わりたい。メキシカンリーグからのオファーもあるが、まだ決めていなのはそのためだ。私の中では(五輪予選の日程の)スケジュールは空けておきたいんだ」と代表入りに意欲を見せている。
 
 キューバ生まれのバルデスだが、2003年にキューバから亡命し、すでにドミニカ国籍も取得している。代表チームスタッフのホセ・ゴメス氏もバルデスへの代表入りのオファーを認めている。
 
 東京五輪出場へのアメリカ大陸予選は、現地3月22日~26日にかけて、アメリカ・アリゾナ州で開催される。アメリカ、ドミニカ共和国、キューバ、ベネズエラなど8ヶ国が参加し、優勝チームに出場権が与えられ、2位、3位チームは、4月に台湾で開催される大陸間予選に回る。
 
 中日で3シーズンプレーしたバルデスは、42歳となった現在もタフネスぶりは健在だ。2019年シーズンはメキシカンリーグのティファナでプレーし、この冬季はドミニカのトロスの主軸投手として優勝に貢献した。衰えを知らない大ベテラン左腕は、東京五輪を目指すドミニカ共和国代表の大きな戦力になってくれるに違いない。



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