千葉ロッテは鈴木大地の穴を埋められるか。高卒スラッガー安田尚憲の台頭、中村奨吾のリーダーシップに期待
2020/02/10
セ新人王・村上の活躍も意識?
千葉ロッテマリーンズが2月1日から春季キャンプを石垣市中央運動公園野球場で行っている。ドラフト1位ルーキー・佐々木朗希投手の獲得など話題に事欠かないロッテだが、今季のキーマンは誰になるのか。スポーツ・チャンネル『DAZN(ダゾーン)』が、注目ポイントを伝えている。
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「2020の主役は誰だ?」をテーマに、各球団を取材する企画「12球団 キャンプキャラバン」。第9回は、オフの主役となったロッテが特集された。
2020年のキーマンとして解説の小林雅英氏が挙げたのは、安田尚憲内野手。高卒3年目を迎える大型内野手は、ルーキーイヤーから2年連続でファームの規定打席をクリア。昨季は17本塁打を放つなど、順調な成長をみせている。
「好きでやっている」というバッティングについて安田は、「ストレートに差し込まれない強いスイング」を目標に掲げる。同じ高卒スラッガーとしてプロ入りし、昨季セ・リーグ新人王に輝いた同期の村上宗隆内野手(ヤクルト)には刺激を受けるようで、今季の新人王獲得も意識している様子だ。
また、課題には守備を挙げ、1軍昇格後の定位置確保に意欲を燃やす。オフに東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍した鈴木大地内野手の穴を埋めるような活躍を目指して、日々の練習に取り組んでいる。
鈴木大地の穴をカバーしようとしているのは安田だけではない。キャプテン制をとらないチーム方針において、誰もがチームを引っ張っていく意識は欠かせないが、とりわけ「ポスト鈴木」を期待されているのは、6年目の中村奨吾内野手だ。
中村も、鈴木とはタイプは違えどキャプテンシーを期待される選手の筆頭。本人も鈴木の移籍は強く意識しており、「(鈴木の)代わりじゃダメなので」と、自身が思い描くリーダー像に邁進していく姿勢をみせている。
ロッテは、若い先発投手の台頭とオフの大型補強で、今季の飛躍が期待されるチームの一つだ。チームリーダーとしての中村、大砲候補の安田らが、自身のビジョンに近づくことが、優勝への近道となる。