楽天・太田光、正捕手定着へ具体的な数字「2割7分、10本、5盗塁」 先発転向の松井裕樹は「2桁は最低ライン」
2020/02/14
岸、則本の二枚看板に期待
東北楽天ゴールデンイーグルスが2月1日から春季キャンプを久米島野球場(沖縄県久米島町)、金武町ベースボールスタジアム(沖縄県金武町)で行っている。2013年以来のリーグ制覇に向け、今季のキーマンは誰になるのか。スポーツ・チャンネル『DAZN(ダゾーン)』が、注目ポイントを伝えている。
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「2020の主役は誰だ?」をテーマに、各球団を取材する企画「12球団 キャンプキャラバン」。第13回は、楽天について特集された。
2020年の主役として解説の橋上秀樹氏が挙げたのは、太田光捕手と松井裕樹投手。イーグルスの将来を担う若い二本の柱に、大きな期待を寄せた。
太田はルーキーイヤーの昨季、55試合に出場し、打率.219、1本塁打、6打点の成績。堀内謙伍や山下斐紹らと出場機会を分け合った。そして今オフ、長年チームの正捕手として君臨し続けた嶋基宏がヤクルトへ移籍。球団は若手育成に大きく舵を切った。
そんなチーム事情にあって、期待されることは必然ともいえるだろう。堀内らとも競争となるが、本人は「ライバルを意識するよりも自分のやるべきことを」とサラリ。正捕手定着へ向け、「このオフはバッティングに一番力を入れてきた」と言い、課題克服にも真摯に取り組んでいる。今季の目標については、攻撃面で「(打率)2割7分、10本、5盗塁」、守備では「盗塁阻止率4割とチーム防御率1位」と具体的な数字を挙げた。
一方、投手のキーマンは、今季から先発へと本格転向する松井。昨季は68試合に登板し、38セーブ、防御率1.94と、クローザーとしては実績十分な左腕だが、シーズンを通して先発するのはルーキーイヤー以来となり、やはり不安もある。
今キャンプでは、フォームの見直しにも取り組んでおり、完全なセットポジションではなく、動きを出すことで力の“ロス”を減らすことを目指している。今年の目標は「2桁は最低ライン」と、優勝へ向けてローテーションを守りきることに意欲を燃やした。
楽天は、昨季故障の影響もあり不本意な成績だった岸孝之、則本昂大の二枚看板に期待が高まる。Wエースが15勝以上クリアし、新加入の涌井秀章らが機能すれば、おのずと優勝は見えてくるだろう。