ソフトバンク、オスカー・コラスを制限選手に 三笠GM「協議に応じるようアプローチを続けたい」
2020/02/20
福岡ソフトバンクホークスは19日、オスカー・コラス外野手について野球協約第60条(2)に基づいて制限選手申請を行い、受理されたと発表した。
コラスは、2017年シーズン途中からソフトバンクに入団したキューバ出身の外野手。母国リーグでは投手もこなすなど、“二刀流”としても注目され、「キューバの大谷翔平」とも称された。
育成3年目となった昨季は、2軍戦で47試合に出場し、打率.296(196打数53安打)、9本塁打、36打点、3盗塁、OPS(出塁率+長打率).877。打者として結果を残すと、6月には支配下登録にこぎつけ、代表戦で戦列を離れたグラシアルの代役として1軍昇格すると、7試合でOPS.825と活躍した。
三笠杉彦取締役GMは、「現時点で、O.コラス選手に関し、来日してホークスでプレーする目途が立っていないため、野球協約上の『選手が個人的理由により野球活動を休止する場合』に該当すると判断し、『制限選手』としてコミッショナーに申請し本日受理、公示となりました。O.コラス選手とは、協議に応じるようアプローチを続けたいと考えています」とコメントした。
以下、NPBホームページより引用。
野球協約 第60条(処分選手と記載名簿)
選手がこの協約、あるいは統一契約書の条項に違反し、コミッショナーあるいは球団により、処分を受けた場合は、以下の4種類の名簿のいずれかに記載され、いかなる球団においてもプレーできない。
(2)制限選手と制限選手名簿(レストリクテッド・リスト)
選手がその個人的事由によって野球活動を休止する場合、球団はその選手を制限選手とする理由を記入した申請書をコミッショナーに提出する。コミッショナーが、その選手を制限選手とすることが正当であると判断する場合、その球団の申請は受理され、コミッショナーによりこの協約の第78条第1項の復帰条件を付し制限選手として公示され、制限選手名簿に記載される。制限選手の参稼報酬については、1日につき参稼報酬の300分の1に相当する金額を減額することができる。なお、減額する場合は、上記の方法で算出した金額に消費税及び地方消費税を加算した金額をもって行う。