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西野真弘の「繋ぐ野球」は、オリックス希望の光【どら増田のオリ熱コラム#45】

苦しい戦いを強いられるオリックスの中で、輝きを増しているのが西野真弘だ。勝負強い打撃をウリに、シーズン途中から2塁のレギュラーを奪った。西野は、常に繋ぐ意識を大切にしている。

2015/07/03

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繋ぐ意識が、チームの勝利に繋がる

「今まで感じたことはなかったですね。とにかく球をバットに当てればなんとか繋げられると思って打席に立っているので」

 こんなファンからの期待感について西野に話すと、うれしそうに、そしてやはりここでも”繋ぐ”という言葉が出てきた。

 西野のプレーを見ていると打撃に限らず、守備や走塁の姿勢にも繋ぐ意識が表れている。今年のオリックスが快勝した試合は僅かしかないが、投打が噛み合い繋がった試合はやはり落としていない。

 前の打者が塁に出たら、自分も繋ぎ、自分の前に塁が埋まっていなければ、自分が出塁して後ろに繋いでいけばいい――西野の得点圏打率が高いのは決して狙ったわけではなく、”繋ぐ”気持ちの積み重ねではないか。西野との話から、そんな想いを強くした。

 2日の日本ハム戦では大谷から初回に四球を選ぶと、安達が送りバントで繋ぎ、T-岡田のタイムリーで先制のホームを踏んだ。
 第3打席では左中間への二塁打を放つなど、試合にはまたもや敗れてしまったが、ロッテ戦後に西野が語っていた「修正」は試合がなかった3日間でできたようだ。

 自身の「繋ぐ」気持ちが、チームの勝利に「繋がる」と信じて……今日も西野はその想いで、打席に立ち続ける。

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