2017年世代は大豊作の予感。ホークス育成にはまだまだ才能が眠る…ソフトバンク、育成ドラフト指名から支配下へと這い上がった選手達【第3回】
福岡ソフトバンクホークスの育成契約から1軍戦力に育て上げる手腕が高く評価されている。16日には尾形崇斗投手とリチャード内野手を支配下登録するなど、どんどん新しい芽が出てくる。過去に育成から支配下へ上がった選手の変遷を追い、ドラフト指名戦略や育成方針などを探る。全3回の最終回。
2020/03/24
層厚い“宝の山” 他球団も羨む育成システム
ホークスが2006年から現在までに獲得した育成選手は65人。そのうち22選手と支配下契約を結んでいる。千賀、甲斐などのタイトルホルダーや、1軍の貴重な戦力を多数輩出していることから、ホークスの育成能力の高さは言うまでもない。育成出身選手の活躍が、ホークスの3連覇を支えたといっても過言ではないだろう。
一方で、山田大や飯田、広島東洋カープにトレードで移籍した曽根海成内野手など、他球団で戦力となっている選手もいる。また、亀澤恭平内野手(元中日ドラゴンズ)や長谷川宙輝投手(現東京ヤクルトスワローズ)は、育成選手だった2人を高く評価し、他球団が支配下選手として獲得した。他球団から見れば、ソフトバンクの育成選手は“宝の山”に見えていることだろう。
今後どんな新星が現れ1軍戦力へと姿を変えるのか、ソフトバンクの育成選手から目が離せない。今年の尾形とリチャードの活躍にも期待がかかる。
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