西武・松坂大輔、5四死球の乱調の中にも光明見出す「いい感じで脱力できている投球を」
2020/03/22
日本ハムとの練習試合で5回4失点
今季から埼玉西武ライオンズに復帰した松坂大輔投手が22日、本拠地メットライフドームで行われた北海道日本ハムファイターズ戦に先発登板し、5四死球を与え4失点しながら5回を投げ切った。
今季から埼玉西武ライオンズに復帰した松坂大輔投手が22日、本拠地メットライフドームで行われた北海道日本ハムファイターズ戦に先発登板し、5四死球を与え4失点しながら5回を投げ切った。
松坂は初回に2死から3番・近藤健介外野手に対して四球を当てるも、続く中田翔内野手を右飛に打ち取り無失点の立ち上がり。直後に味方打線が2点を先制したが、このリードを守り切れない。
2回1死一塁から連続四死球を与え満塁のピンチを招くと、1番の松本剛外野手にもフルカウントから押し出し四球を与えてしまう。さらに大田泰示外野手と近藤に連続適時打を浴び2失点。この回3失点で一気に逆転を許した。
しかし、西武打線はその裏に4得点し6-3と再逆転。すると松坂は3回は4番から始まる日本ハムの攻撃を三者凡退に抑え、ようやくリズムを取り戻したように見えた。
だがそれも束の間、松坂は4回に先頭の石井一成内野手に四球を与えると、直後に盗塁を許し再びピンチに。ここで8番の鶴岡慎也捕手に左翼へ適時打を浴びて再び失点を喫した。
松坂は5回は3回以来の三者凡退に抑え交代。この日は5回84球を投げ被安打4、与四死球5(四球4、死球1)、奪三振2、失点4の成績だった。何とかリードは守ったものの、制球の不安定さが露呈する内容になってしまった。
それでも、松坂は試合後に「5回を投げられたのは良かったと思います。前回の登板に比べてカットボール、チェンジアップと安定して投げることができた。もっと試合の序盤から4回、5回のようないい感じで脱力ができている投球をしていきたいです」と話し、収穫となった点を口にしながら次回登板へ向けて前を向いていた。