楽天・松井裕樹の先発転向、成功の鍵握る要素とは 「クローザー→先発」の現役選手から傾向を探る
2020/03/25
松井裕樹の先発としての可能性
ストレート、スライダー、チェンジアップと主に3つの球種を勝負球として操る松井。そんな松井も、2018年シーズンからはカーブを投じ始めている。前例から見て、カーブという球種の有効活用が、先発転向において鍵となる要素であることは間違いないだろう。
また松井は、高校時代からの代名詞でもあった大きな曲がりのスライダーも、昨季から曲がりの小さいものを取り入れるなど、奪三振率の高い投手の課題である球数についても、先発仕様へ着々とモデルチェンジを進めてきた。
オープン戦では4試合(9回)に登板、21日の練習試合にも先発登板し4イニングを投げた松井。4月24日以降の開幕へ向けて調整を進めている。楽天の7年ぶりのリーグ優勝、日本一のためにも、松井が先発として“ハマる”かどうかが、チームの命運を握ることとなりそうだ。