福岡ソフトバンクホークス、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/03
産経新聞社
第2位 ブライアン・ファルケンボーグ
右投右打
在籍期間 5年(2009〜2013)
成績 223試合(227回)、10勝9敗44セーブ95ホールド、299奪三振、防御率1.51
セットアッパーとして圧倒的な成績を残したファルケンボーグ。独特なフォームから繰り出される150キロ後半のストレートとスプリット、縦に大きく割れるカーブを駆使し、奪三振を量産。制球力にも優れており、与四死球、被本塁打も少なかった。
アメリカ合衆国出身、身長200センチ、体重106キロ。レッドモンド高から、1996年MLBドラフト2巡目(全体51位)でボルティモア・オリオールズに指名され入団。99年に同球団でメジャーデビュー後、ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、セントルイス・カージナルスなどを渡り歩いた。MLB通算成績は、64試合のリリーフ登板で、3勝5敗、防御率5.59となっている。
ソフトバンクには2009年に入団。初登板から16試合連続無失点を記録するなどいきなり圧巻のパフォーマンスを披露し、首脳陣の信頼を得た。試合終盤に訪れる盤石のリリーフ陣の一角として活躍し、摂津正、馬原孝浩とともに勝利の方程式「SBM」と呼ばれた。
2年目の2010年には、60試合に登板し、39ホールド、83奪三振、防御率1.02(いずれもキャリアハイ)をマーク。相手チームの戦意を喪失させるほどに支配的な投球を続け、同僚の攝津と最優秀中継ぎ投手のタイトルを分け合った。
2011年には20ホールドに加え、馬原に代わってクローザーを務めた時期もあり、19セーブをマーク。MLB時代から抱えていたけがとの戦いもあったが、セットアッパーとして好成績を残し続けた。退団後は、東北楽天ゴールデンイーグルスで1年間クローザーとしてプレーした。