福岡ソフトバンクホークス、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/03
産経新聞社
第1位 デニス・サファテ
右投右打
在籍期間 8年目(2014〜)
成績 265試合(267回1/3)、15勝11敗180セーブ27ホールド、382奪三振、防御率1.31
今シーズンで在籍8年目を迎えたサファテ。160キロ近い威力抜群のストレートと、落差の大きいフォークで驚異の奪三振率を誇る。また、打者のタイミングを外すカーブやスライダーなど持ち球全てが一級品だ。
アメリカ合衆国出身、身長193センチ、体重102キロ。アリゾナ州大から、2001年MLBドラフト9巡目(全体268位)でミルウォーキー・ブリュワーズに指名され入団。06年に同球団でメジャーデビューし、その後ヒューストン・アストロズ、ボルティモア・オリオールズでもプレーした。MLB通算は92試合の登板(4先発)で、5勝4敗、7ホールド、防御率4.53の成績だった。
2011年に来日し、広島東洋カープ、埼玉西武ライオンズでも主にクローザーを務め、ホークスでは2014年からプレー。この年にはNPB史上初となる両リーグで30セーブを達成するなど、64試合の登板で防御率1.05と圧巻の成績を残し、チームのリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。
以降も不動の守護神としてチームの躍進を支え、15年からパ・リーグタイ記録となる3年連続セーブ王を獲得。特に圧巻だったのは2017年で、前人未到の54セーブをマークし、シーズンMVP、日本シリーズMVP、外国人選手としては初めての正力松太郎賞も受賞するなど大車輪の活躍を見せた。2018年からはけがに苦しみ、2019年以降は、1軍登板ゼロ。そして2021年ついに引退を決めた。
第6位 リック・バンデンハーク
右投右打
在籍期間 6年(2015〜2020)
成績 84試合(509回1/3)、43勝19敗、543奪三振、防御率3.68
質の良い速球と、落差の大きいナックルカーブを武器に高い奪三振率を誇る。モイネロのランクインで6位とした。
2014年にKBOで最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得する活躍を見せ、ホークスに入団。初登板から破竹の勢いで勝ち星を量産し、2シーズンにまたいで14連勝を記録。初登板からの連勝記録を50年ぶりに更新した。
2017、18年には1年間先発ローテーションを守り抜き2桁勝利をマーク。チームの連覇に大きく貢献した。2021年シーズンは東京ヤクルトスワローズでプレーした。
他にも、デニス・ホールトンらが劣らぬ活躍を見せた。