福岡ソフトバンクホークス、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第5位 ケント・ハドリ
左投左打
内野手
在籍期間 6年(1962〜1967)
成績 781試合、打率.260、727安打、131本塁打、396打点、15盗塁
南海で左の大砲として活躍したハドリ。勝負強さに定評があり、大事な局面で一発を放つなど、力を発揮した。
アメリカ合衆国出身、身長190センチ、体重88キロ。サザンカリフォルニア大から、1956年にデトロイト・タイガースと契約しプロ入り。1958年にカンザスシティ・アスレチックス(現オークランド)でメジャーデビューを果たすと、翌59年には自己最多となる113試合に出場し、10本塁打をマークした。60年はニューヨーク・ヤンキースへと移るも、出場機会を減らし、61年はメジャーの舞台にあがることができなかった。
出場機会に恵まれなかったハドリは、日本球界移籍に活路を見出す。1962年に南海ホークスに入団。初打席初本塁打を放つなど鮮烈な日本デビューを果たすと、メジャー仕込みのパワーをいかんなく発揮。野村克也氏とともに南海の主軸を担った。その後も1963年から3年連続で30本程度の本塁打を記録するなど(30本、29本、29本)本塁打を量産した。63年にはオールスターゲームにも選出された。
1966年には外国人史上初の100本塁打も達成。日本シリーズで通算2本のサヨナラ本塁打を記録するなど、ここぞの場面で本領を発揮したハドリ。「ケンちゃん」の愛称で、チームメイトだけでなく、ファンからも愛された選手だった。