福岡ソフトバンクホークス、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第4位 カルロス・メイ
右投左打
外野手
在籍期間 4年(1978〜1981)
成績 415試合、打率.309、431安打、70本塁打、252打点、20盗塁
日本球界でも、持ち味のシュアな打撃で活躍したメイ。MLB時代には右手親指の第一関節から先を切断するという事故に遭い、選手生命も危ぶまれたが、そのハンデを感じさせないプレーを披露し続けた不屈の闘志の持ち主だ。
アメリカ合衆国出身、身長180センチ、体重95キロ。サザン大から、1966年MLBドラフト1巡目(全体18位)でシカゴ・ホワイトソックスに入団。68年に同球団でメジャーデビューを果たすと、翌69年は打率.281、18本塁打、58打点の活躍でオールスターにも選出された。72年には自身初の3割をマークすると、73年には20発をクリアした。MLBでは通算1127安打を記録した。
南海ホークス(現ソフトバンク)では、1978年からプレー。初年度からリーグ6位の打率.312に加え、出塁率は.404とリーグ2位の数字を記録した。また、同年の首位打者(.354)、最高出塁率(.407)は近鉄の佐々木恭介。先日、阪神の佐藤輝明が塗り替えた新人のオープン戦本塁打記録を1972年保持していた選手である。
翌79年、80年も打率3割をクリアしたメイ。初年度は12本にとどまった本塁打も26本、27本と2年連続で20本を上回った。高い出塁率を強みに持ち、主に4番として低迷するホークスで存在感を放っていた。
4年目の81年は故障の影響で出場機会を大きく減らし、51試合の出場で打率.259。同年限りで退団となった。