埼玉西武ライオンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/03
産経新聞社
第5位 張誌家(チャン・ズージャ)
右投右打
在籍期間 5年(2002〜2006)
成績 63試合(387回)、26勝19敗1セーブ、352奪三振、防御率3.81
先発ローテーションの一角として活躍した張。伸びのある直球を武器に奪三振の山を築いた。
台湾出身、身長179センチ、体重80キロ。穀保家商、合作金庫、台湾国軍を経て、2002年には楽天モンキーズの前身である台湾・台北太陽でプレー。また、2001年に開催された第34回IBAFワールドカップでは、3位決定戦で高橋由伸、井口資仁らを擁する日本代表チームを5安打完封。3-0で日本を下し、評価を上げた。
2002年途中にライオンズに入団。28イニング連続奪三振という当時の日本記録(現在は歴代2位、1位は2015年のデニス・サファテが記録した43イニング)をマークするなど、1年目から圧巻の投球を披露。途中加入ながら3完投、1完封を含む2桁10勝をマークし、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。
以降2年間も1年目ほどではないものの、先発ローテーションの一角を担い7勝、9勝。年々投球回を伸ばした。しかし、2005年に肩を故障し初の1軍登板なしに終わると、翌年も1軍復帰は叶わず、2006年で退団した。
2008年からは再び台湾・楽天の前身La Newベアーズでプレーしたが、2009年の大規模な八百長問題に関与していたとして、同年中に解雇された。
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