埼玉西武ライオンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/03
産経新聞社
第2位 許銘傑(ミンチェ)
右投右打
在籍期間 12年(2000〜2011)
成績 263試合(851回2/3)、49勝46敗1セーブ29ホールド、462奪三振、防御率4.13
12年間在籍し、先発・リリーフとフル回転した許。多彩な変化球を駆使し、打たせて取る投球を見せる技巧派。
台湾出身、身長182センチ、体重90キロ。中正高工から、台湾リーグ・台中金剛を経て、2000年に西武に入団。先発ローテーションの一角としていきなり6勝をあげると、翌2001年には2桁11勝をマーク、リーグ2位となる防御率3.47をマークし、タイトル争いにも食い込む活躍を見せた。02年は規定投球回こそ届かなかったが、9勝(7敗)を挙げる活躍。読売ジャイアンツとの日本シリーズではロングリリーフとして2試合に登板した。
2004年以降はチーム事情もあり、先発とリリーフを転々とした。11年目となった2010年には、先発ローテーションに返り咲き、3年目以来となる100イニングをクリア(120回1/3)。翌11年は主にリリーフとして49試合に登板し、22ホールド、防御率1点台と安定した投球を見せ、在籍最終年で有終の美を飾った。
フリーエージェント(FA)権を得たミンチェは、権利を行使し、オリックス・バファローズに移籍。日本人選手扱いで、2年間在籍した。オリックスを退団後は台湾球界に復帰し、引退後も指導者として活躍中だ。
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