埼玉西武ライオンズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第2位 オレステス・デストラーデ
右投両打
内野手
在籍期間 5年(1989〜1992、1995)
成績 517試合、打率.262、476安打、160本塁打、389打点、42盗塁
「カリブの怪人」の異名を持つデストラーデ。左右両打席から本塁打を量産し、黄金期にあったチームを支えた。ライオンズファンから愛され続ける選手の一人だ。
キューバ出身、身長192センチ、体重99キロ。フロリダカレッジから、1980年MLBドラフト23巡目(全体589位)でカリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)に指名を受けたが契約には至らず。翌81年にニューヨーク・ヤンキースとアマチュアFAで契約した。87年に、ヤンキースでメジャーデビューし、来日前年となる88年はピッツバーグ・パイレーツでプレーしていた。
西武には1989年途中に入団。一軍デビュー後から驚異的なペースで本塁打を量産し、83試合の出場ながら32本塁打を記録。規定未到達での30本は史上4人目だった。また、長打44本に対し単打31本と圧倒的な長打力を発揮し、打率.257ながらOPSは1.006に上った。
1990年からは、3年連続本塁打王、2年連続打点王、3年連続ベストナイン(指名打者部門)など凄まじい活躍を見せたデストラーデ。日本シリーズでも、90年のシリーズMVPをはじめとする大活躍で、3年とも2本塁打以上を放った。また、秋山幸二、清原和博と組んだクリーンアップは「AKD砲」と呼ばれ、他球団の脅威となった。
1992年シーズン終了後に退団し、メジャーリーグへ。93年はフロリダ・マーリンズでレギュラーをつかみ、自身最多となる153試合に出場、20本塁打を放った。その後95年には再び西武に復帰した。