北海道日本ハムファイターズ(日ハム)、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第5位 ナイジェル・ウィルソン
左投左打
外野手
在籍期間 5年(1997〜2001)
成績 427試合、打率.268、419安打、113本塁打、323打点、2盗塁
主に指名打者(DH)として出場し、主軸を担ったウィルソン。当時のファイターズ打線は「ビッグバン打線」と呼ばれ、相手投手の脅威となった。
カナダ出身、身長185センチ、体重94キロ。エージャックス高から1987年にトロント・ブルージェイズと契約。1993年にエクスパンション・ドラフトでフロリダ・マーリンズ(現マイアミ)へと移ると、同球団でメジャーデビューも果たした。その後、シンシナティ・レッズやクリーブランド・インディアンスでもプレーしたが、メジャーに定着することはできなかった。
1997年に日本ハムに入団したウィルソン。6月21日の近鉄バファローズ戦で4打席連続本塁打を放つなど初年度から活躍。37本塁打で本塁打王のタイトルも獲得したほか、打率.274、94打点、OPS.916と高い数値をマークした。また同年はリーグ最多の14死球も記録しており、他球団の警戒具合がうかがえる。
翌98年も「ビッグバン打線」を牽引。33本塁打、124打点をマークし本塁打王、打点王の二冠とベストナイン(DH部門)を獲得した。一方、自己最多の141三振と粗さも目立ったシーズンだった。99年はけがに苦しみシーズンを棒に振ったが、2000年に復活。キャリアハイとなる打率.294、37本塁打(最多タイ)、OPS.972の成績で自身2度目のベストナインにも輝いた。
2001年終了後に日本ハムを退団すると、02年は近鉄でプレーしたが、結果は残せなかった。