北海道日本ハムファイターズ(日ハム)、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第2位 トニー・ソレイタ
左投左打
内野手
在籍期間 4年(1980〜1983)
成績 510試合、打率.268、479安打、155本塁打、371打点、2盗塁
圧倒的なパワーで本塁打を量産したソレイタ。その打撃から「サモアの怪人」の異名を持つ。
アメリカ領サモア出身、身長183センチ、体重95キロ。ミラコスタ大から、1965年にアマチュアFAでニューヨーク・ヤンキースと契約。68年に同球団でメジャーデビューすると、その後カンザスシティ・ロイヤルズ、カリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)、トロント・ブルージェイズと渡り歩いた。MLB通算では、、525試合に出場し、打率.255、50本塁打、203打点、OPS.778の成績を残している。
日本ハムには1980年に入団。クリーンアップの一角を担い、4打数連続本塁打の快挙を達成するなど、初年度から本塁打を量産。打率こそ.239にとどまったが、持ち前の長打力をいかんなく発揮し、最終的に45本塁打を記録した。
翌81年もその勢いのまま本塁打を放ち続け、2年連続40本塁打以上となる44本塁打、108打点をマーク。本塁打王と打点王のタイトルを獲得し、チーム19年ぶりのリーグ優勝に貢献した。読売ジャイアンツとの日本シリーズでは、2本の本塁打を記録している。また、このシーズンからは確実性も大きく向上させ、打率3割をクリア。OPSは1.057(出塁率.412+長打率.645)に上った。
その後も、在籍4年間全てで30本塁打以上を放つなど最後まで長打力を見せつけたソレイタ。1983年限りで日本ハムを退団し、現役を引退した。