オリックスバファローズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第5位 ロベルト・バルボン(チコ・バルボン)
右投右打
内野手
在籍期間 10年(1955〜1964)
成績 1228試合、打率.247、1017安打、32本塁打、245打点、297盗塁
持ち前の俊足を大きな武器に、シュアな打撃も兼ね備えたバルボン。明るい性格から「チコ」の愛称で親しまれた。
キューバ出身、身長176センチ、体重72キロ。キューバ高を出て、メジャーを目指し渡米した。来日前は、ブルックリン・ドジャースの傘下チームでプレーしていた。
1955年に阪急ブレーブス(現オリックス)に入団すると、初年度から活躍。打率.280、163安打、49盗塁を記録し、リーグ最多タイの安打数、リーグ最多得点(105)を挙げた。その後も俊足を活かしたプレースタイルで、1958年にベストナイン二塁手部門に輝くと、同年から3年連続で盗塁王のタイトルを獲得。外国人選手の盗塁王は、ラリー・レインズに次ぐ2人目で、3度の盗塁タイトルは唯一だ。
また、1964年には外国人選手として史上初の1000安打をクリア。10年にわたって阪急で活躍した。65年シーズンは、近鉄バファローズでプレーしたが、打率.231に沈み、同年限りで退団した。
【次ページ】第4位