オリックスバファローズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第3位 ダリル・スペンサー
右投右打
内野手
在籍期間 7年(1964〜1968、1971〜1972)
成績 731試合、打率.275、615安打、152本塁打、391打点、6盗塁
主にクリーンナップの一角として活躍したスペンサー。ベンチではメモを取るなど、研究熱心な選手としても知られている。
アメリカ合衆国出身、身長190センチ、体重90キロ。ウィチタ大から、1949年にニューヨーク・ジャイアンツ(現サンフランシスコ)と契約。1952年に同球団でメジャーデビューを果たすと、セントルイス・カージナルス、ロサンゼルス・ドジャース、シンシナティ・レッズと渡り歩いた。メジャーでは二塁、三塁、遊撃を守り、本職はショートだった。通算成績は、1098試合で、打率.244、105本塁打、428打点となっている。
1964年に阪急に入団。主に3番を任され、いきなり36本塁打を放つなど首脳陣の期待にバットで応えた。長打率.556もリーグ最高だった。
翌1965年には打率.311、38本塁打をマークし、最高出塁率のタイトル(出塁率.424)も獲得。長打率も2年連続リーグトップを飾り、さらに成績を向上させた。7月16日の近鉄バファローズ戦でプロ野球史上24人目(リーグ11人目)となるサイクル安打も記録。また、8打席連続四球もこの年である。
その後も、リーグ屈指の打者として活躍。67年には読売ジャイアンツとの日本シリーズで3本の本塁打を放った。1968年に一度退団し、71年に選手兼任コーチとして復帰。年齢による衰えもあり復帰後の成績は芳しくなかったが、野球へ向き合う姿勢は周囲に大きな影響を与えた。