オリックスバファローズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/04
産経新聞社
第2位 ボビー・マルカーノ
右投右打
内野手
在籍期間 8年(1975〜1982)
成績 967試合、打率.287、1049安打、180本塁打、611打点、54盗塁
強打の二塁手として名を馳せたマルカーノ。数々の名選手たちとともに阪急ブレーブスの黄金時代を築いた。
ベネズエラ出身、身長177センチ、体重75キロ。カラカス高から、1969年にアマチュアFAでシンシナティ・レッズと契約。その後、クリーブランド・インディアンスやカリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)の傘下チームでもプレーしたが、メジャー昇格は叶わなかった。
1975年に阪急ブレーブス(現オリックス)入団を機に来日。初年度から二塁手のレギュラーとなり、主に5番として打率.298、23本塁打をマーク。広島東洋カープとの日本シリーズでは、初戦の本塁打を含む全試合で安打を放つ活躍で、球団史上初の日本一に大きく貢献した。
1978年には打率.322、27本塁打、94打点で打点王のタイトルを獲得。長打率.574もリーグ1位の数字だった。そのほか、ベストナインとダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)をそれぞれ4度受賞。1979年のオールスター第2戦では中日・藤沢公也から試合を決める2点適時二塁打を放ちMVPを獲得している。
一方で、四球が極端に少なく、最初の5年間は20四球にも満たなかった。にもかかわらず、高いアベレージと長打力で、リーグ屈指の貢献度をみせた。82年に阪急を退団後は、ヤクルトで3シーズンプレーした。