東北楽天ゴールデンイーグルス、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/03
産経新聞社
第1位 宋家豪(ソン・チャーホウ)
右投左打
在籍期間 7年目(2016〜)
成績 248試合(240回1/3)、16勝12敗7セーブ87ホールド、200奪三振、防御率2.96
2022年シーズンで在籍7年目を迎えた宋。約2年間の育成契約から這い上がった苦労人だ。
台湾・国立体育大学出身、身長185センチ、体重92キロ。第1回WBSCプレミア12のチャイニーズタイペイ代表として参加し、1次ラウンドのキューバ戦で結果を残し、評価を上げた。
楽天では、2016年から育成選手としてプレー。当時の登録名は「ソン・チャーホウ」で、背番号は『143』だった。ファームで実績を積み、2017年途中から支配下選手登録されると、同年一軍デビューも果たした。
翌18年からは一軍に定着し、40試合で防御率1.73をマーク。ブルペンの貴重な戦力として飛躍を遂げた。19年には重要な場面での起用も増えたが、24ホールド、防御率2.18と大きく存在感も増した。
しかし、短縮シーズンとなった20年は38試合の登板で防御率6.94と不安定な投球が目立った。契約の際には、「今シーズンは、もう一度、自分の投球を考え直し、もう一度、体づくりをしっかりしていきたい」と語った。気持ちを新たに挑んだ21年は、クローザーも任されるなどキャリアハイの数字。22年も54試合登板で24ホールドポイント(4勝20ホールド)、防御率2.61の成績を残した。
他にもケルビン・ヒメネスやマーカス・グウィン、他球団でも活躍したブライアン・ファルケンボーグやキャム・ミコライオらも活躍を見せた。現役では、既にランクインした宋が在籍しており、さらなる活躍に期待がかかっている。