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初回DeNAの左打者に攻略された黒田博樹、立ち上がりが課題

7日、マツダスタジアムにて広島対DeNA戦が行われ、DeNAが初回に広島の先発・黒田から先制、投げてはDeNAの先発・久保が8回1失点の快投で3-1でDeNAが逃げ切った。黒田は、ここ3試合勝ちにつながっていない。

2015/07/08

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課題の立ち上がり、DeNA打線につかまる

 先週、巨人戦に逆転サヨナラ負けを喫して、一言のコメントを残さず悔しさをにじませた広島・黒田。6月12日に6勝目を挙げて以来勝ち星がない。広島が勝てば、阪神、巨人の結果いかんでは同率首位の可能性もあったゲームだった。

 勝負は初回についたと言っていいかもしれない。マウンドがぬかるんでおり、立ち上がりに不安定さのある広島の黒田をいきなりDeNA打線が襲う。

 ヒットで出塁した2番石川をファーストに置いて、梶谷へは真ん中のツーシームをレフト戦へもっていかれる。タイミングは微妙だったが、捕手の石原が返球を落球。石川は長躯ホームインした。続く4番の筒香も高めに浮いたツーシームをレフト、エルドレッドの頭上へ。ツーベースになってDeNAにいきなり2点先制を許す。

 さらに5回、DeNAは先頭の関根が失策で出塁すると、続く内村がバントで送り1死2塁から、関根が3盗に成功。これが効いた。筒香の詰まった内野ゴロで関根がホームに返って3対1。
 ノーヒットでの失点は黒田にとっても、カープにとってもダメージだった。

 結局、黒田は3回を除いて毎回、ランナーを出す落ち着かない内容。6回を終えて102球と球数も多く、マウンドを降りた。苦手としている左打者に、課題の立ち上がりに打たれたことが敗因につながった。

 今日の登板で日米通算3113回1/3を投げ、北別府学氏を上回り歴代23位になった。しかしこれでここ登板3試合、勝ちにつながっていない。

 7回から戸田、ヒースと0点に抑えて打線の奮起を待ったが反撃がなかった。広島の連勝は4でストップ。5割復帰とはならなかった。

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