東京ヤクルトスワローズ 、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/02
産経新聞社
第4位 デーブ・ロバーツ
左投左打
内野手・外野手
在籍期間 7年(1967〜1973)
成績 778試合、打率.277、750安打、181本塁打、485打点、22盗塁
チキンウィングの構えから繰り出す持ち前のパワーで本塁打王争いも繰り広げたロバーツ。主にクリーンナップの一角を担った。
パナマ出身、身長183センチ、体重83キロ。ラボカ高から1952年にプロ入りすると、1962年にヒューストン・コルト45’s(現アストロズ)でメジャーデビュー。同年は16試合の出場にとどまった。1964年にキャリアハイとなる61試合に出場したが打率は.184だった。66年にはピッツバーグ・パイレーツで14試合に出場した。
1967年にサンケイアトムズ(現ヤクルト)に入団。初年度から年間を通して活躍し、打率.270、28本塁打、89打点の成績を残した。翌68年はさらに成績を伸ばし、打率.296、40本塁打、94打点とONに次ぐ数字をマーク。さらに1969年は、シーズン終盤に守備中の負傷で欠場するまでハイレベルなタイトル争いを牽引。最終的に打率.318(リーグ2位)、37本塁打(リーグ2位)、95打点(リーグ3位)の成績だった。
打撃三冠で何度もリーグトップレベルの数値を残したものの、活躍時期が王貞治と重なった不運もあり、主要タイトル獲得はなかったロバーツ。それでも、ベストナイン外野手部門2回(68、69年)、オールスター出場4回(68、69、71、72年)と華々しい活躍をみせた。サンケイアトムズ、アトムズ、ヤクルトアトムズとチーム名が転々とした時期に在籍した強打者は、73年途中に近鉄バファローズへ移籍。同年限りで現役を引退した。