東京ヤクルトスワローズ 、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/02
産経新聞社
第3位 ロベルト・ペタジーニ
左投左打
内野手
在籍期間 4年(1999〜2002)
成績 539試合、打率.321、595安打、160本塁打、429打点、21盗塁
主に4番として打線を牽引したペタジーニ。本塁打、打点だけでなく、打率でも高い成績を残した。
ベネズエラ出身、身長185センチ、体重84キロ。アントニオホセ大から、1990年にヒューストン・アストロズと契約。94年に同球団でメジャーデビューし、以降サンディエゴ・パドレス、ニューヨーク・メッツ、シンシナティ・レッズでもプレーしたが、マイナー3Aクラスと行き来し、メジャーに定着することはできなかった。
1999年からプレーし、主に4番ファーストとして初年度から大活躍を見せた。最終的に打率.325、44本塁打、112打点をマーク。松井秀喜(当時巨人、42本)との壮絶な争いを制し、本塁打王を獲得した。タイトルを獲った本塁打や、リーグ4位の打率、同2位の打点もさることながら、出塁率と長打率はリーグトップ。来日1年目から球界最強打者となった。
以降も打線の核としてチームを牽引。特に2001年には打率.322、39本塁打、127打点をマーク。最多本塁打、最多打点、最高出塁率(.466)、最高長打率(.633)と出色の数字を並べ、チームを日本一へと導きシーズン最優秀選手(MVP)に選出された。
在籍年すべてで大活躍し、OPSは一度も1.000を切らなかった(最高:99年の1.146、最低:00年の1.033)。また、一塁守備にも定評がありゴールデングラブも3度受賞(2000~2002年)するなど、NPB史で見ても最強クラスの助っ人だ。ヤクルト退団後は、読売ジャイアンツなどで活躍した。