東京ヤクルトスワローズ 、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/02
産経新聞社
第1位 ウラディミール・バレンティン
右投右打
外野手
在籍期間 9年(2011〜2019)
成績 1022試合、打率.273、959安打、288本塁打、763打点、7盗塁
9年に渡り活躍し、今季は福岡ソフトバンクホークスでプレーするバレンティン。圧倒的なパワーで本塁打を量産した。
オランダ領キュラソー島出身、身長185センチ、体重100キロ。セントポールコーリションから2000年にアマチュアFAでシアトル・マリナーズと契約。07年に同球団でメジャーデビューを果たした。その後シンシナティ・レッズでもプレー。メジャー通算成績は、170試合の出場で、打率.221、15本塁打、52打点、OPS.655にとどまったが、09年に推定飛距離151メートル弾を記録するなど、大砲としての片鱗はみせていた。
ヤクルトでは2011年からプレー。年間通してライトのレギュラーを務めた。好不調の波もあったが、31本塁打をマーク。リーグ最低打率(.228)で本塁打王を獲得した。翌12年も31本塁打で2年連続の本塁打王。規定打席未到達で本塁打王という2リーグ制以降では初の記録を達成した。
13年には打率.330、60本塁打、131打点、出塁率.455、OPS1.234と圧倒的な成績をマークし、最高出塁率と3年連続の本塁打王、シーズンMVPに輝いた。同年の60本塁打で「シーズン本塁打数」、長打率.779で「シーズン長打率」の日本記録をそれぞれ更新する偉業も達成した。また、本塁打の傑出が目立つ一方、打率と打点でもリーグ2位の数字だった。
在籍9年間のうち8シーズンで30本塁打をクリアするなど、打線の中心として活躍し続けたバレンティン。ソフトバンクでは、21年の6月13日に通算300本塁打、1000安打も同時に達成したが、シーズン成績は低迷し、退団が決まった。
その他にもロジャー・レポーズ、4番として球団初のリーグ優勝、日本一へと導いた一人で、赤鬼の異名を持つチャーリー・マニエル、トーマス・オマリー、本塁打王を獲得したドゥエイン・ホージーなど多くの選手が遜色ない活躍を見せた。