横浜DeNAベイスターズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/01
産経新聞社
第4位 ギジェルモ・モスコーソ
右投右打
在籍期間 3年(2014〜2016)
成績 52試合(286回2/3)、17勝22敗2ホールド、215奪三振、防御率4.27
先発としての活躍が目立ったモスコーソ。動くボールを武器とし、フライアウトを多く奪った。
ベネズエラ出身、身長185センチ、体重91キロ。ラスニエベス高から、2003年にデトロイト・タイガースと契約。2008年にテキサス・レンジャーズへ移籍し、翌09年に同球団でメジャーデビュー。リリーフとして2年間で11試合に登板した。2011年にはオークランド・アスレチックスで23試合中21試合に先発登板。ローテの一角として128回を投げ、防御率3.38の数字で8勝を挙げた。
しかし、その後はコロラド・ロッキーズ、カンザスシティ・ロイヤルズ、シカゴ・カブス、サンフランシスコ・ジャイアンツと渡り歩いたが、マイナーとの行き来で、メジャー定着はできなかった。
DeNAでは2014年からプレー。規定投球回を上回る146回を投げ、9勝を挙げた。これは、2003年にドミンゴ・グスマンが記録した8勝を上回り、ベイスターズの外国人投手史上最多となるシーズン勝利数だった。また、防御率3.39もチームメイトの久保康友に次ぐリーグ10位の数字となっている。打撃成績でも、本塁打、盗塁をマークするなど躍動し、打率.209、OPS.556と、リーグの投手で最高の数字を記録した。
以降は、初年度ほどの数字は残せず、リリーフへ配置転換された時期もあり、防御率は2年連続5点台に沈んだ。それでも3年間で積み上げた17勝は、チームの外国人投手で歴代2位の記録(1位はエドウィン・エスコバー)となっている。
DeNA退団後は、メキシカンリーグを中心にプレー。2017年WBCでは、コロンビア代表にも選出された。