横浜DeNAベイスターズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/02
産経新聞社
第1位 ロバート・ローズ
右投右打
内野手
在籍期間 8年(1993〜2000)
成績 1039試合、打率.325、1275安打、167本塁打、808打点、16盗塁
8年に渡り活躍を続けたローズ。パワーも兼ね備えた稀代の安打製造機で、「マシンガン打線」の中心を担った。
アメリカ合衆国出身、身長180センチ、体重85キロ。サンディマス高から、1985年MLBドラフト5巡目でカリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)に指名され入団。89年に同球団でメジャーデビューしたが定着はできず、通算73試合の出場で打率.245、5本塁打、23打点、OPS.710にとどまった。
1993年から横浜ベイスターズでプレー。初年度からセカンドのレギュラーとして打率.325、19本塁打、94打点をマークし、打点王とベストナインを獲得した。
以降もその活躍でチームを牽引し、鈴木尚典とともに「マシンガン打線」の中心的存在となった。98年にはチームの日本一に大きく貢献。西武ライオンズとの日本シリーズ第5戦では本塁打も放った。
翌99年には当時の右打者最高打率となる打率.369、37本塁打、153打点をマークし、首位打者、打点王、最多安打、ベストナインに輝いた。153打点は現在でも1950年の小鶴誠(松竹)に次ぐ歴代2位の数字だ。
また史上唯一サイクル安打を3度達成したことでも知られ(1995年5月2日、1997年4月29日、1999年6月30日)、そのいずれもが延長戦に入らず達成している。
在籍8年間でベストナイン6回、最多安打、打点王2回、首位打者、最高出塁率1回など数々のタイトルを獲得したローズ。通算打率.325、通算OPS.933と安定して高い水準を保ったところも印象的だ。
その他にもレオン・リーやグレン・ブラッグス、在籍2年間で2年連続本塁打王に輝いたタイロン・ウッズとネフタリ・ソト、首位打者と打点王を獲得したトニ・ブランコらもランクイン同様の活躍を見せた。現役ではソトのほか、タイラー・オースティンにも大きな注目が集まっている。