読売ジャイアンツ(巨人)、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2023/11/04
産経新聞社
第1位 スコット・マシソン
右投右打
在籍年数 8年(2012〜2019)
成績 421試合(431回)、27勝29敗54セーブ174ホールド、492奪三振、防御率2.46
2019年まで8年に渡り活躍したマシソン。主にセットアッパー、クローザーとしてチームのブルペンを支えた。
カナダ出身、身長191センチ、体重104キロ。アルダーグローブコミュニティー高から、2002年MLBドラフト17巡目(全体509位)でフィラデルフィア・フィリーズに入団。2006年に同球団からメジャーデビューを果たし、主に先発としてプレーした。10年、11年にもメジャーの舞台に上がったが定着には至らず。メジャー通算は15試合の登板(8先発)で、1勝4敗、防御率6.75だった。
巨人では、2012年からプレー。開幕は2軍で迎えたが、1軍昇格後はリリーフとして好投を続け、山口鉄也、西村健太朗と形成した勝利の方程式は、「スコット鉄太朗」と呼ばれた。同年は40試合に登板し、10セーブ、8ホールド、防御率1.71と抜群の安定感を見せ、チームの日本一に大きく貢献した。
翌13年はさらに成績を伸ばし、63試合登板で、42ホールドポイント(2勝40ホールド)、防御率1.03をマーク。山口とともに最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。以降もフル回転の活躍を見せ、14年は主にクローザーとして64試合に登板し、30セーブを記録。16年にはリーグ最多の70試合に登板し、49ホールドポイント(8勝41ホールド)をマークし、2度目の最優秀中継ぎのタイトルに輝いた。
なお、現役最後の登板を除く420試合でリリーフとして登板。通算174ホールドは外国人投手最多記録となっている。
その他にも最多勝を獲得したビル・ガリクソンやダレル・メイ、ブライアン・シコースキー、最優秀投手(現最高勝率)を獲得したディッキー・ゴンザレスらも光る活躍を見せた。