読売ジャイアンツ(巨人)、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2023/11/04
産経新聞社
第1位 ウォーレン・クロマティ
左投左打
外野手
在籍年数 7年(1984〜1990)
成績 779試合、打率.321、951安打、171本塁打、558打点、26盗塁
強打でチームの主軸を担い、ファンから絶大な人気を誇ったクロマティ。プロ野球史上最も4割に近づいた男としても知られる。
アメリカ合衆国出身、身長183センチ、体重90キロ。マイアミデードコミュニティー大から、1971年MLBドラフト1巡目(全体10位)でオークランド・アスレチックスに入団。74年にモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)でメジャーデビューすると、77年からは同球団で外野手あるいは一塁手のレギュラーとして3割近い数字を残した。
巨人では1984年からプレー。来日1年目から、打率.280、35本塁打、93打点の好成績を残した。一方で四球は25と少なく、積極的に打ちにいっていたようだ。
以降はさらに成績を向上させ、在籍中ほとんどの年で打率3割以上を記録。86年に打率.363、37本塁打、98打点でベストナインを獲得。例年であればタイトルを獲ってもおかしくない打率や本塁打数であったが、この年はランディ・バースに打撃三冠を譲った。
1989年には打率.378(歴代6位)、出塁率.449で首位打者、最高出塁率、ベストナイン、シーズンMVPにも輝いた。また、史上最も4割に近づいたのがこの年のクロマティで、97試合404打席時点で打率.401をマーク。規定打席403をクリアした上で、打率4割を達成していた。
巨人退団後は、カンザスシティ・ロイヤルズでメジャー復帰。91年に69試合の出場で打率.313、OPS.801をマークするも、同年限りで引退。メジャー通算1107試合の出場で、打率.281、61本塁打、391打点、OPS.739の成績を残している。
その他にもジョン・シピン、ケーシー・マギーらも強い存在感を放った。