NPB歴代の首位打者は? 「打率」は試合数も大きく左右、4割打者の登場なるか<1960年代>【プロ野球史を振り返る】
2020/05/14
Getty Images
新型コロナウイルス感染症の影響で開幕の見通しが立たないプロ野球。全143試合の消化は厳しいという見方が強まる一方で、新たな記録が生まれる足掛かりとなるかもしれない。
規定打席到達が基準となっている「打率」は、試合数によって大きく左右される記録の一つだ。本数の積み重ねである安打や本塁打とは対照的に、試合数が少なければ、高い率を残す選手が現れる可能性も高い。2017年に近藤健介外野手(北海道日本ハムファイターズ)が57試合の出場で打率.413をマークしたのは記憶に新しい。
ここでは、打率リーグ1位「首位打者」の歴代タイトル獲得選手を年代ごとに振り返り、その変遷をたどっていく。試合数だけでなく、打高時代、打低時代、長打志向のトレンド、使用球の影響など、率の背景が見えてくるかもしれない。
【図表】歴代首位打者の一覧はこちら
【次ページ】1960~64