広島東洋カープ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/01
産経新聞社
第1位 クリス・ジョンソン
左投左打
在籍年数 6年(2015〜2020)
成績 128試合(804回)、57勝37敗、624奪三振、防御率2.76
2020年限りで退団したジョンソン。打たせて取る投球スタイルで高い安定感を誇り、エース格の活躍を続けた。
アメリカ合衆国出身、身長193センチ、体重95キロ。ウィチタ州大から、2006年MLBドラフト全体40位でボストン・レッドソックスに指名され入団。13年にピッツバーグ・パイレーツでメジャーデビューを果たし、翌14年はミネソタ・ツインズでプレーした。
広島では2015年からプレー。来日初登板では1安打完封勝利(無四球)を挙げ、日本でのキャリアを最高の形でスタートさせると、その後も抜群の安定感で初年度から大活躍を見せた。最終的に14勝(7敗)、防御率1.85をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得した。
翌16年は開幕投手を任され、敗れはしたものの8回2失点と好投。これを皮切りにこの年も快投を続け、キャリアハイとなる15勝(7敗)、防御率2.15をマークし、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。また、投手タイトルこそ逃したが、先発投手として総合的に高い成績を残し、外国人投手として史上2人目となる沢村賞に輝いた。
2020年は開幕から7連敗と本来の姿を見せることはできなかったが、在籍6年間で2桁勝利4度、通算防御率は2点台と安定した成績でチームを支え続けたジョンソン。プロ野球助っ人史においても指折りの左腕だと言えるだろう。
第6位 ジョン・ベイル
左投左打
在籍年数 4年(2004〜2006、2010)
成績 136試合(283回2/3)、14勝16敗31セーブ11ホールド、312奪三振、防御率4.09
2020年の活躍でフランスアを5位とし、6位の評価としたいのがベイルだ。先発、リリーフ問わずフル回転したベイル。上手と横手を使い分ける投球フォームで打者を幻惑し、高い奪三振率を誇った。
 
2004年に入団。打者有利と言われる広島市民球場を本拠地としながらも、先発としてチームトップの11勝、防御率4.21をマークする活躍を見せた。
翌2005年にはクローザーに転向し、シーズン通して役割を全う。51試合登板で24セーブ、防御率3.19をマークした。2006年のシーズン後に一度退団するも、2010年に復帰。主にリリーフとして30試合に登板した。
その他にも3桁の背番号で活躍したロビンソン・チェコやネイサン・ミンチー、マイク・シュルツ、デニス・サファテ、キャム・ミコライオなど多くの選手が活躍した。