広島東洋カープ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2022/12/02
産経新聞社
第4位 エイドリアン・ギャレット
右投左打
外野手・内野手
在籍期間 3年(1977〜1979)
成績 384試合、打率.260、338安打、102本塁打、247打点、6盗塁
持ち前の長打力を発揮し、本塁打を量産したギャレット。緊急時には捕手を務めるなど器用な一面も見せた。
アメリカ合衆国出身、身長188センチ、体重86キロ。サラソタ高から、1961年にミルウォーキー・ブレーブス(現アトランタ)と契約。66年に同球団からメジャーデビューし、シカゴ・カブス、オークランド・アスレチックス、カリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス)などを転々としたが、メジャーに定着することはできなかった。
1977年に広島に入団。主に6番を任され、クリーンアップの後を打った。初年度から打率.279、35本塁打、91打点と打撃主要3部門で高い数値をマーク。二塁打も19本を記録するなど、高い長打率を誇った。
翌78年には打率.271、40本塁打、97打点とさらに本塁打数を増やす活躍。同年はオールスターゲームにも選出されると、第1戦で1試合3本塁打(高橋直樹から3ラン、藤田学から2ラン、柳田豊からソロ)を記録し、MVPに輝いた。79年も27本塁打をマークしたが、打率が.225と低迷し、この年限りで退団した。
また、弟のウェイン・ギャレットも中日ドラゴンズで1979、80年の2年間プレー。兄弟揃って日本球界に進出している。