阪神タイガース、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2023/11/06
産経新聞社
第5位 ラファエル・ドリス
右投右打
在籍期間 4年(2016〜2019)
成績 208試合(206回)、13勝18敗96セーブ28ホールド、227奪三振、防御率2.49
クローザー、セットアッパーとして活躍したドリス。最速161キロの速球と落差の大きいフォークを武器に、多くの三振を奪った。
ドミニカ共和国出身、身長195センチ、体重109キロ。ディビナプロビデンシア高から2004年にアマチュアFAでシカゴ・カブスに入団。11年に同球団からメジャーデビュー。12年には自己最多の34試合に登板したが、防御率6.39と安定感はなかった。その後13年の5登板を最後に、マイナー暮らしが続いた。
転機となったのは、日本球界挑戦だ。2016年に阪神に入団。同じドミニカ出身のマルコス・マテオとともに、呉昇桓の穴を埋める活躍が期待された。開幕は2軍で迎えたものの、1軍昇格後は主にセットアッパーを担った。同年は疲労や故障での離脱もあったが、34試合登板で8セーブ、9ホールド、防御率2.12という成績を残した。
翌17年にはシーズン通してクローザーを任され、63試合に登板し、37セーブをマーク。最多セーブのタイトルを獲得した。翌18年にも32セーブ、19年は19セーブ、10ホールドとブルペンの屋台骨を支え、試合終盤の重要な局面を担った。2020年は、トロント・ブルージェイズでメジャー復帰を果たすと、24登板で防御率1.50と抜群の数字を記録。海の向こうで、日本球界を経る前とは別人のような姿を披露した。