阪神タイガース、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>
2023/11/06
産経新聞社
第1位 ランディ・バース
右投左打
内野手
在籍年数 6年(1983〜1988)
成績 614試合、打率.337、743安打、202本塁打、486打点、5盗塁
「史上最強助っ人」の呼び声も高いバース。その活躍は、現在でも語り継がれている。
アメリカ合衆国出身、身長184センチ、体重95キロ。ロートン高から、1972年MLBドラフト7巡目(全体152位)でミネソタ・ツインズに指名され入団。77年に同球団でメジャーデビューし、その後、カンザスシティ・ロイヤルズ、モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)、サンディエゴ・パドレス、テキサス・レンジャーズと転々としたが、レギュラーに定着することはできず、本塁打も通算9本にとどまった。
阪神では1983年からプレー。故障の影響で開幕を2軍で迎えるなど出遅れたが、打率.288、35本塁打、83打点の好成績。長打率はリーグトップの.612をマークした。
以降はさらに成績を向上させ、1985年には打率.350、174安打、54本塁打、134打点、出塁率.428で三冠王を獲得。シーズンMVPにも輝き、チームを日本一へと導いた。同年は掛布雅之、岡田彰布とともに「バックスクリーン3連発」も放った。翌86年は打率.389(NPB史上最高打率)、176安打、47本塁打、109打点、出塁率.481で2年連続となる三冠王に輝いた。
在籍6年間でベストナイン3回、首位打者、本塁打王、打点王、最高出塁率2回、シーズンMVP1回と打撃タイトルを総なめ。圧倒的な成績を残し続けた。
その他にもセシル・フィルダー、アンディー・シーツ、甲子園ラッキーゾーン撤廃後球団最高記録となるシーズン47本塁打を記録したクレイグ・ブラゼル、打点王を獲得したマウロ・ゴメスらも光る活躍を見せた。