NPB、歴代助っ人外国人選手ランキング<番外編>
2021/12/20
Getty Images
ヴィクトル・スタルヒン(須田博)
右投右打
投手
現役年数 19年(1936〜1944、1946〜1955)
所属球団 東京巨人軍・読売ジャイアンツ、パシフィック・太陽ロビンス(現横浜DeNAベイスターズ)、金星スターズ・大映スターズ(現千葉ロッテマリーンズ)、高橋ユニオンズ・トンボユニオンズ(現ロッテ)
通算成績 586試合(4175回1/3)、303勝176敗、1960奪三振、防御率2.09
長身から投げ下ろす速球と優れた投球術が特徴のスタルヒン。
主に先発として通算303勝を挙げるなど、輝かしい成績を残した。
1936年に巨人へ入団し、当初は制球難で苦しんだが、猛練習で克服。1937年春に13勝、防御率1.53、秋には15勝、防御率1.85で最多勝を獲得した。
以降はエースとして大車輪の活躍を見せ、1シーズン制となった1939年にはシーズン最多勝利記録となる42勝、防御率1.73で最多勝とシーズンMVPを獲得。在籍9年間で最多勝5回、シーズンMVP、最高勝率2回、最優秀防御率1回と数々のタイトルに輝いた。
巨人退団後は成績が低迷したが、金星に移籍した1948年に、4年ぶりの2桁勝利となる17勝、防御率2.17をマーク。翌1949年には27勝、防御率2.61で最多勝を獲得し、復活を遂げた。
引退後の1960年に殿堂入り。1984年には学生時代を過ごした旭川の地に「スタルヒン球場」が誕生し、現在は北海道日本ハムファイターズの準本拠地として使用されている。