巨人・原辰徳監督の現役時代は?――プロ野球12球団監督の選手成績を振り返る
2020/06/03
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原辰徳の現役時代
監督として数々の功績を残してきた名将・原辰徳氏。
巨人では2002〜2003、2006〜2015年に監督を務め、昨シーズンに3度目の就任を果たし、2年目を迎える。監督通算13年間で、チームをリーグ優勝8回、日本一2回に導いている。また、2009年には第2回WBC日本代表の監督も務め、見事世界一となった。
現役時代の原は、「若大将」の愛称でも知られた。1980年に東海大からドラフト1位で巨人に入団し、初年度から二塁手のレギュラーを獲得。途中からは本職である三塁手を主戦場とし、年間通した活躍を見せた。ルーキーイヤーは125試合に出場し、打率.268、22本塁打、67打点をマークし、新人王を獲得した。
1983年には打率.302、32本塁打、103打点を記録し、打点王とベストナイン、シーズンMVPを獲得する活躍を見せ、巨人の看板選手となった。
1986年は自己最多の36本塁打を放ったが、シーズン終盤にデットボールを受け、左手有鉤骨を骨折。この怪我での違和感は最後まで残り続けたという。
翌1987年に復帰を果たすと、打率.307、34本塁打、95打点をマークし、完全復活。1988年にも打率.300、34本塁打、95打点の好成績を残した。
以降は外野手、一塁手へのコンバートもありながら、主力として活躍を続けた。1990年にも打率.300を記録し、1993年には三塁手に復帰。1995年限りで巨人一筋15年間の現役生活の幕を下ろした。