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阪神・矢野燿大監督の現役時代は?――プロ野球12球団監督の選手成績を振り返る

2020/06/05

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矢野燿大の現役時代

 今シーズンで就任2年目を迎える阪神の監督、矢野燿大氏。
 就任1年目の昨シーズンは、選手とともに喜びを表現する姿が多く見られ、ガッツポーズを見せる姿は「矢野ガッツ」と呼ばれた。その明るいキャラクターに鼓舞されたチームは、シーズン終盤に快進撃を見せ、3位に滑り込んだ。
 
 現役時代の矢野(2009年シーズンまでの登録名は矢野輝弘)は、東北福祉大から1990年ドラフト2位で中日に入団。1年目は22試合に出場し、打率.111、1本塁打、4打点の成績だった。
 
 以降もなかなかレギュラー定着とはいかず、打力を買われ、外野手で試合に出場することもあった。1997年には83試合に出場。打率.252、3本塁打、19打点を記録し、レギュラーへの足掛かりを掴んだように見えたが、同年オフにトレードで阪神へ移籍となった。
 
 このトレードで風向きが変わる。移籍初年度の1998年は、捕手として110試合に出場を果たした。翌1999年には113試合に出場し、打率.304、3本塁打、27打点を記録し、初の規定打席にも到達した。
 
 この活躍から阪神の正捕手に定着した矢野。特に2003年には攻守に渡る活躍を見せた。126試合に出場し、打率.328、14本塁打、79打点の好成績を残し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。初のベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。
 
 2005年には打率.271、19本塁打、71打点をマークし、2年ぶりのリーグ優勝に貢献。自身も2度目のベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した。翌2006年にも2年連続でベストナインを獲得する活躍を見せた。
 
 2008年には最年長で北京五輪の日本代表にも選出され、シーズンでも打率.275、4本塁打、36打点をマークした。その後も卓越したリードや守備力、勝負強いバッティングでチームを支え、2010年限りで引退。遅咲きの現役生活を終えた。

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