中日・与田剛監督の現役時代は?――プロ野球12球団監督の選手成績を振り返る
2020/06/07
与田剛の現役時代
今シーズンで就任2年目を迎える中日の監督、与田剛氏。
5位に終わった昨シーズンからの巻き返しを図る。
現役時代の与田(1999年〜2000年は与田剛士)は、NTT東京から1989年ドラフト1位で中日に入団。初年度からチームのクローザーを任され、シーズン通してその座を守った。
最終的に50試合(88回1/3)に登板し、31セーブ、70奪三振、防御率3.26をマーク。最優秀救援(現最多セーブ)と新人王に輝いた。また、同年は当時の日本人最速となる157キロも計測した。
翌1991年は29試合(45回1/3)の登板で、2 セーブに終わったが、1992年には41試合(72回1/3)に登板し、23セーブ、69奪三振、防御率3.48の好成績を残した。
以降は故障に苦しみ、登板機会が減少。1996年途中にはトレードでロッテに移籍するも、1軍で登板することができず、1997年に自由契約となった。1998年には日本ハムにテスト入団。翌1999年に4年ぶりとなる1軍登板を果たすが、この1試合のみの登板に終わり、再び自由契約となった。2000年にも阪神へテスト入団を果たすが、1軍登板が叶うことなく、同年オフに現役生活を終えた。
華々しいデビューを飾った与田だったが、度重なる故障の影響で、息の長い活躍とはならなかった。しかし持ち前の豪速球と度胸満点のマウンド捌きは、多くのプロ野球ファンの記憶に深く刻まれた。