日本ハム・栗山英樹監督の現役時代は?――プロ野球12球団監督の選手成績を振り返る
2020/06/13
栗山英樹の現役時代
今シーズンで就任9年目を迎える日本ハム・栗山英樹氏。
8年間でリーグ優勝2回、日本一1回を達成。若手の育成に定評があり、5位に終わった昨シーズンからの巻き返しを図る。
現役時代の栗山は、東京学芸大から1983年に入団テストを経て、ドラフト外で入団。初年度から遊撃手として一軍の試合にも出場した。しかし翌1985年にメニエール病を発症。病魔と闘いながらプレーを続けた。同年は外野手にコンバート。オフには俊足を活かすために右打からスイッチヒッターに転向した。
1986年途中からは右翼手のレギュラーを獲得。107試合に出場し、打率.301を記録した。1988年はけがの影響で開幕には間に合わなかったが、復帰後は主に「1番・中堅」として90試合に出場。規定打席には届かなかったが、打率.331の好成績を残した。翌1989年には125試合に出場し、打率.255をマークし、ゴールデングラブ賞も獲得した。
しかし、メニエール病の症状に苦しむ状態が続き、けがも重なったことから1990年限りで引退を決断。短い現役生活となったが、持ち前のガッツと、俊足を活かしたプレースタイルで多くのファンを魅了した。
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