今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【阪神・投手編】
2020/06/22
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小川一平
1人目は、大卒ルーキー右腕・小川一平だ。
小川は、東海大九州から2019年ドラフト6位で入団。横須賀工業高では、甲子園出場はなかった。東海大九州では入学直後の熊本地震の影響で、リーグ戦出場辞退を経験。苦難を乗り越え、2年時にはクローザーとして大学選手権出場に貢献した。3年時に先発へ転向。けがや、チームメイトの不祥事によるリーグ戦出場辞退など、度重なる困難を乗り越え、阪神からドラフト指名を受けた。
唯一の大卒ルーキーでもある小川は、首脳陣からリリーフとして考えられており、今シーズンのオープン戦、練習試合で好投を続けた。その投球で評価を上げ、開幕一軍入りを果たした。
バランスの良いフォームから投げ込む力強い速球と、決め球のチェンジアップを武器に、一軍定着を狙う。
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