今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【広島・投手編】
2020/06/23
森下暢仁
1人目は、大卒ルーキー右腕・森下暢仁だ。
森下は、明治大から2019年ドラフト1位で入団。大分商業高時代の1年夏には甲子園に出場し、森下もベンチ入りを果たした。3年時にはU-18日本代表に選出。当時から完成度の高い投手として、プロの評価も高かった。明治大では1年時から登板を続け、4年時にはエース兼主将として全日本大学選手権で優勝。2年時から日本代表に選出されるなど、さらなる成長を遂げた。
エースナンバーを継承するなど即戦力として期待される今シーズンは、オープン戦、練習試合で試行錯誤しながら順調に登板を重ね、早々に開幕ローテーション入りを決めた。
高い制球力に最速150キロ中盤の速球、切れ味鋭いカーブなど完成度は非常に高い。デビュー戦となった21日のDeNA戦では、勝ち星こそ付かなかったものの、7回無失点と堂々たる投球を見せた森下。ルーキーイヤーから2桁勝利も期待できる。
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