今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【広島・野手編】
2020/06/23
坂倉将吾
1人目は、高卒4年目の捕手兼外野手・坂倉将吾だ。
坂倉は、日大三高から2016年ドラフト4位で入団。甲子園出場は叶わなかったが、強打の捕手としてプロからの評価も高かった。
ルーキーイヤーの2017年は二軍の正捕手として経験を積み、終盤に一軍デビュー。初安打初打点も記録した。二軍では打率.298の好成績を残し、チーム史上初のファーム日本一に大きく貢献した。昨シーズンはその打力を活かすため、本職の捕手と並行して外野手にも挑戦。同年は初の開幕一軍入りを果たすなど、51試合に出場し、初本塁打も放った。
捕手に比重を置き、決意新たに望む今シーズンは、実戦で快打連発とはなっていないが、捕手として出場を続けて、開幕一軍入りを果たした。正捕手・會澤翼の牙城を崩すのは容易ではないが、まずは打撃でアピールし、スタメン出場を狙う。
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