今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【西武・野手編】
2020/06/26
川越誠司
1人目は、大卒5年目の外野手・川越誠司だ。
川越は、北海学園大から2015年ドラフト2位で入団。北海高では3年時に2季連続で甲子園出場を果たし、4番としてチームを牽引した。北海学園大では1年時から4番を務めた一方で、投手としても活躍を見せ、二刀流として注目を浴びた。ドラフト会議では、西武から投手として指名を受けた。
入団から三年間は二軍で登板を重ねたものの、一軍登板はなく、3年目の2018年途中からは二軍でも野手として出場。オフには正式に外野手へと転向した。野手転向1年目となった昨シーズンは、二軍で主にクリーンアップとして93試合に出場し、経験を積んだ。
迎えた今シーズンは、オープン戦から特徴でもある豪快なスイングから本塁打を放つなど、首脳陣に猛アピール。練習試合でも本塁打を放つ活躍を見せ、プロ生活で初の開幕一軍入りを果たした。秋山翔吾(現シンシナティ・レッズ)が抜けた外野でチャンスを掴み、一気にレギュラー奪取を目指す。
【次ページ】飛躍を狙う大卒5年目