今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【ソフトバンク・投手編】
2020/06/27
古谷優人
3人目は、高卒4年目左腕・古谷優人。
古谷は、江陵高から2016年ドラフト2位で入団。甲子園出場経験はないが、高校生ながら左腕で最速154キロを計測する潜在能力は、プロから大きく注目された。
ルーキーイヤーは二、三軍で経験を積んだが、オフに胸郭出口症候群と診断され、この影響で発症した血行障害にも苦しんだ。プロ3年間で一軍登板はないが、昨シーズンはこれらを乗り越え、三軍戦で日本人左腕最速となる160キロを計測。年々成績も向上させている。
リリーフでの活躍を目指す今シーズン、オープン戦初登板となった試合では四球で自滅し、大量失点を喫したが、以降は修正能力を見せ、練習試合でも無失点投球でアピールを続けた。開幕一軍入りは逃したが、威力ある速球は魅力的で、まずは早期の一軍昇格を目指す。
その他にも杉山一樹や、開幕一軍入りを果たした大卒ルーキー・津森宥紀、育成から支配下契約を勝ち取った尾形崇斗など多くの逸材を抱えるソフトバンク投手陣。今シーズンの活躍に注目していきたい。
今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【ソフトバンク・野手編】