今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【ソフトバンク・野手編】
2020/06/27
栗原陵矢
1人目は、高卒6年目を迎える栗原陵矢。
本職は捕手だが、一塁、外野も守る。
栗原は、春江工高から2014年ドラフト2位で入団。2年春に甲子園へ出場した際には主力として活躍し、3年時に選出された高校日本代表では正捕手、主将を務めた。
ルーキーイヤーとなった2015年は主に三軍で経験を積み、3年目の2017年には二軍で正捕手に定着。同年に一軍デビューも果たした。以降は持ち味の打力を活かすため外野で起用される機会が増えたと同時に、一軍での出場数を年々増やしており、昨シーズンは32試合に出場。プロ初本塁打も放った。
今シーズンはオープン戦、練習試合とその打棒を遺憾無く発揮し、評価も急上昇。開幕一軍入りを果たしただけでなく、「2番・一塁」で開幕スタメンを掴み、いきなりサヨナラ安打を放つ大仕事をやってのけた。打撃でアピールを続け、一気にレギュラー定着を狙う。
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