今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【千葉ロッテ・野手編】
2020/06/29
和田康士朗
3人目は、独立リーグ出身3年目の外野手・和田康士朗。
和田は、BC・富山から2017年育成ドラフト1位で入団。小川高ではけがの影響もあり、1年時は陸上部に所属した。その後、同校野球部ではなく、地元の公式クラブチームで野球を再開したという異色の経歴を持つ。卒業後に入団したBC・富山では1年間レギュラーとして活躍し、育成指名を受けた。
過去2年間は二軍で経験を積んだ和田。昨シーズンは打撃成績を向上させており、二軍で103試合に出場し、打率.264、6本塁打、23盗塁の成績を残した。
迎えた今シーズンはキャンプから一軍に帯同し、オープン戦では持ち味のフルスイングと快足を活かしたプレーでアピール。6月1日に念願の支配下契約を勝ち取った。勢いのままに練習試合でも出場を続け、開幕一軍入りも手にした。開幕戦となった19日のソフトバンク戦では、代走として一軍デビューを果たし、初盗塁も記録した。まずは周東佑京(現福岡ソフトバンクホークス)のような足のスペシャリストとして、一軍の貴重な戦力となっていく。
その他にも開幕一軍入りを果たした大卒ルーキー・福田光輝や、同じく大卒ルーキーの髙部瑛斗、2018年のドラ1・藤原恭大、同年のドラ4・山口航輝など将来性豊かな選手が揃う千葉ロッテ野手陣。今シーズンの活躍に注目していきたい。
今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【千葉ロッテ・投手編】