今シーズンの活躍が期待される選手は?――2020年12球団ブレイク候補選手【日本ハム・野手編】
2020/06/30
野村佑希
1人目は、高卒2年目の内野手・野村佑希だ。
野村は、花咲徳栄高から2018年ドラフト2位で入団。3年間全てで夏の甲子園に出場し、1年時はベンチ入りを逃したが、2年時には「4番・一塁」として全国制覇に大きく貢献した。3年時にはエースで4番、主将も務め、文字通りチームの中心として活躍。投手としての評価も高かったが、プロでは野手としてドラフト指名を受けた。
ルーキーイヤーとなった昨シーズンは三塁を主戦場に二軍で経験を積み、75試合に出場。5本塁打を放った。
迎えた今シーズンは練習試合で一軍に合流すると、持ち前の長打力を遺憾無く発揮。3本塁打を放つなど頭角を現し、首脳陣に猛アピールし、勢いのまま開幕一軍入りを果たした。19日の西武戦で「8番・三塁」で開幕スタメンを掴み、一軍デビューを飾った。25日の楽天戦では、プロ初安打を含む3安打3打点の固め打ち。打撃の調子を維持できれば、レギュラー定着の可能性も見えてくる。
【次ページ】若き右の大砲候補