第15週、パは、増井浩俊(日本ハム)、セは阿部慎之助(巨人) 【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第15週(7/6-7/12)】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。今回は、7月6日から7月12日までの集計とする。
2015/07/13
巨人が連勝でセリーグ唯一の貯金を死守
オールスターブレーク直前の週。まずチーム成績から見ていく。
パリーグは日本ハム4連勝。オリックス、ソフトバンクが3勝1敗。ロッテは連敗となった。
セリーグは巨人が4勝1敗、中日が4勝2敗。広島が1勝4敗。巨人だけが貯金がある状態。
リーグの平均防御率はパが3.91と打高に推移、セは2.73と投高に推移した。
オリックス・T-岡田、安達がチームの勝ち越しに貢献
次に打撃成績のランキングだ。
安打、長打、三振、四死球、盗塁、犠打犠飛などの要素を加味したオフェンスの総合指標であるRC(Run Create)順。赤字はリーグ最高。RC10傑と各部門の最高記録を持った選手。RCは1試合1を超えればトップクラス。
パリーグから見ていく。
T-岡田が打率5割の活躍。同じくオリックスの安達了一は本塁打、打点の二冠を獲得した。31試合連続安打を継続中の秋山翔吾は首位打者となり、好調が続いている。盗塁は西川遥輝の4個が1位となった。
巨人・阿部の復調チームも連勝
続いてセリーグだ。
巨人の阿部慎之助が本塁打、打点、打率の三冠王を獲得した。さらに阿部は8四球1死球、出塁率は.737と言う驚異的な数字だ。ヤクルトの山田哲人はトップの3盗塁で打撃も好調を維持している。阪神のマートンは最多の10安打で復調著しい。
野手のMVPは、パがオリックスのT-岡田、セが巨人の阿部慎之助とする。