1イニング3発で一挙7点、ベイスターズ打線爆発で首位巨人に0.5差と肉薄
14日、横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズ対読売ジャイアンツの試合が行われた。試合はベイスターズ打線が爆発し、10-3でジャイアンツに勝利を収めた。
2015/07/14
プロの洗礼を浴びた石田
今日のベイスターズは法大卒、昨年ドラフト2位のルーキー石田のプロ初登板初先発。受けるキャッチャーは2年目の嶺井だった。
バッテリーの若さが立ち上がりから露呈する。
1回表、3番坂本が石田の真ん中のストレートを二塁打。5番長野が一、二塁間を抜いてまず、巨人が1点を先制した。
3回表は1死二塁から坂本が2打席連続の適時二塁打で2点目。今度は低めの変化球で厳しいボールだったが坂本が上手に拾い上げた。さらに長野が打ち上げた飛球をセンターの桑原がボールを見失う。これがタイムリーヒットとなり、巨人がリードを3点に広げる。
石田は左打者の外のストレートがコーナーいっぱいに決まり、チェンジアップも効果的だった。ただ、厳しいコースはカットされることも多く、不運もあったが決め球が確立できていない左腕にとって、今後に課題を残す内容となった。
「最初は緊張で腕が振れなかったが、開き直って投げた。次につながる勉強になる登板になった」と反省の石田。
川村投手コーチは「緊張していてボールが二つぐらい高かった。得意のチェンジアップも決まらなかった。これも勉強」とプロの厳しさを口にした。
中畑監督は「石田は引きずらない降板でしょう。まだ力不足もあるが、もう一度ぐらい試すかな」と次回先発起用に含みを持たせた。
石田は早々に4回で降板となったが、結果的には、その負の要素を忘れさせてくれる、連夜の猛攻が試合中盤から始まる。